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執筆者の写真柳澤 達維

(機能性食品 健康被害)公表タイミングについて

更新日:9月28日

この問題における論点として、「公表の2か月前に第一報があった」点について、「公表が遅かった」というのがあります

当記事「平時が緊急時に変わる瞬間」でも「緊急時と判断するタイミングが重要」、としましたが、なにがトリガーとなって公表したのでしょうか

①それまでトップに情報が入っておらず、情報が入った時点ですぐ公表すべきとなった②医師・病院からの通報の件数が一定以上になり統計的に当該サプリが原因である可能性が高まった③何らかの検査結果により異物混入が認められた④製造工程のチェックで異例事項が見つかった、などの「仮説」が考えられます

少なくとも、「第一報があった」というのは、その後の調査の結果、何らかの因果関係があると判断されたからその情報の端緒を「第一報」と言ったのであって、その段階で製品回収や公表に足るだけの材料があったとは思いにくいです

マスコミ等がこの点を十分に理解せずに「公表が遅かった」というのは、正しくないように思います

医師等の報告からどの程度の調査を行ったかはわかりませんが、シトリニンが発見されなかったのに、「しっかり調査すべき」と部門長などが判断されたタイミングから「その結果が黒だった」場合に、製品回収、当局へどう報告すべきか、公表をどうすべきか、を準備したとすれば、正しい方法だったのではないかと思います



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