最初のころの報道によると、「第一報」は「シトリニン」が含まれていてるのではないか、という問い合わせだったようだ
WIKIによると、紅麹が欧州で禁止されているのは「シトリニン」という腎臓疾患を引き起こす恐れのある物質が含まれているからだそうだ
今回の事案では、このような問い合わせに対して、調査したうえで「シトリニン」は含まれていないことを確認したようだ
今回、話題となっている「公表が2か月遅かった」という点について、もし、この「シトリニン」が含まれていれば、「公表が遅すぎた」といわれてもしょうがないと思うが、含まれていなかったのであれば、どうだろうか
どのような事実収集・分析・状況判断により、健康被害の原因が自社製品の「可能性が高い」と判断したのかが重要である
原因物質やその混入経路も特定されない段階での製品回収は、被害拡大を止めるうえで必要であるが、上記のような経緯を考えると、あくまでも予防的な対応であり、これまでの健康被害案件と比べて、極めて早期の英断だった可能性も高いと思う
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