いろいろな不祥事の原因を考えるときに、クレッシーの不正の三原則(ウィキペディア)は、非常に役に立ちます
不祥事の未然防止・早期発見には、自分の会社で不祥事が起こりうる「リスク」の特性をしっかりと把握しておくことが重要です
そのリスクが「どのようなときに顕在化するか」は、不正の要素となる「機会、動機、正当化」が、どのような部門・人・時期で揃いやすいか、に着目します
これまでの不祥事を分析して、おおざっぱに以下のようにまとめてみました
それぞれ、不正を加速する要因と抑制する要因があります
基本的に3つの要素が揃わないようにすれば不正は起こりにくいので、「機会」を無くすために強力な監視網を作るとか、「動機」を減らすために極端なペナルティを課す、という策もあるのですが、会社全体のコストやモチベーションを考えると、総合的な施策を行って「コスパのいい内部統制」を目指すことができる、ということがわかると思います
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